
一旦は勤めた職場を様々な理由で退職する人が出てきますが、仕事を辞める時期というものは、どこで決めるものなのでしょう。
初めて採用された会社を、定年退職するまで勤め続けるというスタイルは、かつての日本ではよくある光景でした。
ですが、近年、日本でも転職は珍しい話ではなくなっています。そのため、退職も、昔よりずっとやりやすくなりました。
転職比率について
気になる転職者比率ですが、年齢別でみてみると
24歳以下が最も多く約11%で25~34歳、35~44歳となり、全体では5%前後です。
では国別ではどうでしょうか?
国別の転職比率なるものは残念ながら探せませんでした。
似たようデータで『転職経験なし』の割合をみてみると日本、ドイツが約55%、お隣韓国は約40%、アメリカは約27%でした。
アジア諸国ではインドネシア、マレーシアが多いようです。
まぁお国柄もあると思いますが、日本は低い方です。
アメリカはキャリアアップのために転職していくイメージが強いですよね。
会社を辞めるにあたり、今の自分の仕事を引き継いでくれる人に伝えたり、社内の関係者や取引先に挨拶をしたり、会社での風習やものの考え方によって、退職は神経を使う作業になりえます。
なるべくスムーズに仕事を辞めるには、どのようにそのタイミングで退職するのが良いのでしょうか。
退職しようと決めた時に一番大事なことは、退職時期がいつであっても、突発的な事態で急な退職を迫られているのでない限り、なるべく早めに退職の時期を自分で決めておくことです。
退職まで3~4ヶ月が目安
法律的には、退職日の2週間前に職場へ意志を伝えれば良いとされていますが、円満退職を目指すとなると、そうもいかないもの。
転職活動をスタートし、内定が出てから退職するまでは、概ね3~4ヶ月と言われています。
主な目安が
・転職活動で内定が出るまで1~3ヶ月
・内定後に退職の意志を伝えてから1~1.5ヶ月後が退職日
退職をしなければならない事情を明確にして、準備が必要な時は準備を済ませ、余裕を持って上司に相談を済ませておくというのが定番です。
周りの状況や、自分が置かれた条件をよく吟味して、退職時期をいつに設定するのが最も望ましいかを判断します。
仕事を辞める希望時期までの期間が短すぎると、自分のタイミングで退職時期を選ぶことができなくなりますので、気をつけましょう。
企業の仕事は、年間を通して一定ではありません。多忙な時期に退職する人がいると、仕事が倍加しますので、望まれません。
一方で、ボーナスが支給される時期であれば、急いで退職せず賞与の支給を待ってから退職する方が、より賢い選択といえます。
何もない時期よりは夏休みや年末年始など、長期休みと同時に退職した方が、周囲の人間が休みに入るのと同時に退職することになり、自分にとっても周囲にとっても心理的な負担は軽減されるでしょう。
まとめ
転職活動開始~退職までは約3~4ヶ月。そのことを念頭に置いた退職時期を決める上でのポイントは、次の2つです。
求人が多い時期を狙う場合は…
-9月転職活動開始、12月末退職
-1月転職活動開始、3月末~4月末退職
賞与をもらって辞めるなら
-賞与を受け取った後に退職を申し出る
-8月末退職か1月末退職
-1月末退職は求人数の面でも有利
転職の目的や、現在の仕事の状況も踏まえながら、ベストな退職時期を設定しましょう。