
人気のある業界・職種は
普通会社員と言うと8時間勤務で1日の3分の1を仕事のために使っています。
そのような大きな割合を占める仕事において、嫌な仕事はしたくない好きな仕事をしたい、そして多くの人が希望する、人気の仕事に就きたいと誰もが一度は思うことです。
人気の業界は例えば、IT業界、建築業界、製造業、商社などがあります。
人気の職種は例えば、公務員、営業職、介護職、ITエンジニアなどがあります。
これは就活生に限らず転職者にも当てはまり終身雇用など勤務体制が整っている「公務員」や、どの業界でもキャリアアップにつながる「営業職」は人気のようです。
転職求人倍率からみると
求人倍率が低い職種
転職求人倍率が最も低いのはオフィスワーク事務職で0.38倍です。その次が食品エンジニアの0.49倍、3番目が医療技術者の0.58倍となっています。
オフィスワーク事務職は専門性が低く、作業の自動化も可能です。ロボット化やAI化の影響を受けており、これらの求人数の減少は技術の発達と結びついていると考えられます。
求人倍率が高い職種
転職求人倍率が最も高いのがインターネット専門職で5.60倍、次いで組込・制御ソフトウエア開発エンジニアの4.52倍です。3番目が建設エンジニアの4.20倍となっています。このことから、ITやWEB業界の人手不足の状況がうかがえます。
営業職について考える
IT業界の仕事と聞いて思い浮かびやすいのは各種の技術者で営業とは縁遠いと考えがちですが、営業担当者もまたとても大きな役割を担っています。お客様と最初に接するのは営業の仕事であり、取り引きが始まればお客様と自社の開発部門との間に立つパイプ役としても活躍します。またITと付くからには、技術者並みとは言いませんがIT専門の知識が必要とも考えられます。
IT営業の仕事内容
IT製品やITサービスを求めるお客様(法人)のもとに出向き、商品の内容や特徴、導入メリットなどを説明して契約に結びつけるのがIT営業担当者の役割です。飛び込みの営業が皆無というわけではありませんが、WebサイトやDM、その他の宣伝媒体で商品を知ったお客様から問い合わせがあり、それに応じてIT営業担当者が商品説明に訪れるというケースが多くなっています。また、営業だからといって、ただ商品を売り込めばいいというものでもありません。
IT営業の本質は「お客様の問題を解決する」ことにあります。 システム開発やWebサイト制作などは特にそうですが、パッケージソフトの販売でもカスタマイズは必要不可欠ですから、全体的に「受注生産」的な色合いが強い業界です。他社との性能比較や差別化も重要ですが、お客様ごとの個別の事情やニーズなどを踏まえて「業務の簡素化」「スピードアップ」「コストダウン」などお客様の要求にどうやったら最適に応えることができるかを考えてベストな提案をしなくてはなりません。
もちろん自分ひとりではなく、システムエンジニアやプログラマーなど社内スタッフとの相談や協議も必要です。チームとしてお客様の問題解決にあたるスタイルを、日頃から確立しておく必要があります。
最後に
今回はIT営業について取り上げましたが、どのような職業だったとしても、それについての知識を持っていることが前提になります。
目に見える知識以外にも、営業をする時に知っておくべきことを教わりながら仕事を続けることが、営業としては必要になります。
知識や経験がある人にしかできない、重要な仕事であるといえるでしょう。
その人にしかできない専門的な仕事ができるようになりたいという考え方を持つ人が、増えているようです。