
実は40代の転職も増えている
35歳、40歳、45歳……。転職市場は、ほぼ5歳ごとに節目があります。
転職したいと思っても、「40代からでは遅いかな…」と諦めていませんか?
就職活動を40歳になってから行おうとすると、年齢がマイナス要因と考えがちです。
けど私のまわりをみてみると、ここ数年40代半ばの方が数名転職していきました。
中には上場一部の会社に転職されたか方もいます。
取引の会社にも40代の方が2人新しく入社されて、いま取引させていただいています。
ある調査でも41歳以上を求める求人数が前年比133.1%という結果が出てており、
40代に向けた求人は近年増加の傾向にあります。
また転職者のうち「40歳以上」が占める割合は15.1%に上っています。
40代の転職は、30代までと比べると難しくなってしまいますが、
これまでの豊富な経験やスキルが大きな武器となります。
40代の転職理由は?
『労働時間、休日などの労働条件が悪かった…』
『会社の将来が不安だった…』
40代に限った理由ではありませんが、労働条件への不満や将来への心配を抱えて
転職する人が多い傾向にあります。
それでも40代のからの転職はそれまでずっと第一線で働いてきて、成果もあげ、
評価もされている人であっても、40歳以上で再就職先を探そうとすると、見つかりません。
よさそうな求人があったからと応募をしてみて、40歳を越えてるからという理由で、
書類選考に漏れることがあります。
転職では至難と言えるほど年齢は転職に影響することを理解しておく必要があります。
書類選考をクリアして、その先の選考ステップに進める可能性は、
40代の場合は10%くらいだともされています。
100社に応募して、やっと10社に採用面接をしてもらえるという形になるでしょう。
仮に面接をしてもらったとして、不採用という結果しかなければ、時間的な損失も大きいですし、
何より精神的につらくなってしまいます。
40代からの転職は難しい…それでも転職活動を始めるべき理由
40代からの転職は、決して簡単ではありません。
しかし、それでも真剣に転職を考えているのならば、40代であっても転職活動を始めましょう。
40代でも転職活動を始めるべき理由には、以下の2つの理由が挙げられます。
(1)50代以降はさらに転職活動が厳しくなるから
「50代は転職が不可能」ということはありませんが、体力的にも転職活動が重荷になりますし、
高い専門性や経営経験など求められるスキルも高くなります。
50代になって手遅れになって後悔しないためにも、40代である今のうちに
転職活動を始めておくべきです。
(2)転職活動を始めないと自分の市場価値が見えてこないから
転職活動を始めておけば、自分を必要としてくれるような企業がどれくらいあるのかが分かるため、
自分の市場価値を明確にすることが出来ます。
そうすれば、早めに転職に振り切るべきか、それとも今の会社でもう少し実績を積むべきか、
正しい判断が出来るでしょう。
40代の転職で確実性が高いのは?
楽をするという意味ではありませんがひとつの転職の方法と考えてほしいのですが
知り合いや、親戚のコネクションを使って採用してもらうというスタイルが、
40代の転職については、確実性が高いでしょう。
40歳という年齢までこつこつと人脈を築いていれば、何かしらのきっかけも
得られることは少なくありません。
コネ採用であることに躊躇する人も少なくないですが、年齢に見合った就職の形だと割り切るのも、
将来が開ける選択肢の一つです。