面接官が見るポイントは

面接官がの応募者のどこを見ているのか?

私はまだ転職したことないのでアルバイトや就活生のときにしか採用の面接を受けていませんが、面接はすごく緊張した記憶があります。
私は人事ではありませんが中小企業に勤めていることもあり、順番に回てくる先輩社員の話などで採用に関わることがあります。
私は面接に関わることはありませんが、企業の採用担当は面接するとき応募者のどのような部分をみているのでしょうか?

採用するメリットがあるか

採用メリットがあるかどうかを見極めるために質問されるのが、これまでの経験やスキルについてです。
もし経験がない・少ない場合には、これからの「成長可能性」も含めて見られていると考えてください。
このいずれか、もしくは両方があれば、採用メリットがあると面接官は感じるでしょう。 つまり、その候補者を採用することで「得をするか」(売上が上がる・コストが下がるなど)、もしくは「損をしないか」(チームの輪が乱れるなど)という点を見ているのです。
面接では「今までどのような仕事をしてきましたか?」について必ず聞かれますが、これも採用メリットに関係しています。
面接官は、候補者の『どのような状況で、どのような役割を負い、どのようなアクションをして、結果がどうだったか?』を聞くことで、それが自社で再現可能かどうかを見極めます。
もし直接再現できないようなことであっても、「自社の仕事でも成果が出せるか」と推測して判断します。

一緒に働くイメージが湧くか

面接官は、候補者の身だしなみや話し方、物の見方などから、その人の雰囲気や自社とカルチャーフィットするかどうかを見ています。
Google社が実際に面接で行っているとされる「エアポートテスト」は大いに参考になります。
面接官が「もしも飛行機が欠航になって空港で長時間待つ羽目になったときに、この人と一緒にいることになっても耐えられるか」と自問自答し、OKかNGかを判断するというものです。
ちなみに「物の見方」というのは、大きく分けるとその人がポジティブ or ネガティブ、どちらの考え方かということです。
一般的にはポジティブな人の方が良いと思われがちですが、カルチャーフィットという意味では必ずしも元気で明るい人が好まれるというわけではありません。
むしろコンサルティングの仕事などは、簡単に人の話を信じてしまう素直な人よりも、批判的に物事を見られる人の方が価値を発揮できることもあります。
また、似たような考えやカルチャーを持っている人ばかりでなく、あえて違った考えの人を“異分子”として採用し、会社に新しい風を吹かせたいと考えているケースもあります。

応募者の基本マナー

あなたを理解してもらう前に、マナー不足で悪い印象を持たれてしまうことは避けたいものです。
マナーを守った行動は、面接中は不可欠のことと言えます。
どんなに優秀な人材だとしても、一緒に働くには難がある性格だったら、まず採用はされにくいでしょう。
面接の時に評価されるところは、聞かれたことにどんなふうに答えるかだけでなく、人間として立派かどうかも含まれます。
面接をする側としても、応募者がどんな人物かという中に、マナーができているかという分も、含まれているといえるでしょう。
マナーができた人かどうかを見る時には、挨拶が行き届いているかなどを見ているようです。
面接を受けに行く時には、会社の人とは初対面になることが大きいですから、最初のあいさつは肝心なことです。
応募動機をまとめることや、自己分析を済ませておくだけでなく、あいさつの内容も決めておけば、スムーズに面接を受けられます。

どんなことに気をつけてあいさつをすることが、上手に行うコツなのでしょうか?

随所に、この職場で働きたいという意欲の高さをみせながら、面接の開始時と、終了時には、あいさつやお礼の言葉を言うことがポイントです。
なかなか採用がもらえない人は、聞き取れない挨拶や、語尾が尻すぼみになるようないいかげんな挨拶しかできていないことがあります。
この会社で働きたいという気持ちが感じ取れないような人を、採用したいと考える人は、まずいないものです。
だらしのない服装はしないこと、乱暴な言葉遣いや態度はとらないこと、時間を守って行動することは、社会人としては基礎的なことと言えます。